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「たいちゃんへ(二男)」「ましろちゃんへ(三男)」

Cさん(県内在住、妻子が県外避難中)
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たいちゃんへ(二男
「お父シャン来たー」「お父シャン遅イー 」と、玄関先で小躍りして満面の笑みで待っている君の姿を見ると、すべての疲れが吹っ飛びます。一緒に寝ていると私の布団を掛け直してくれる君のやさしさが大好きです。夜中に何度も起きて、私の体を触って居るのを確認しにくるたいちゃん。その小さな手が愛おしいです。お母さんに甘えたくても幼い弟がいて、甘えん坊の兄がいて、君に寂しい思いをさせてごめんね。
幼い君たちが暮らすには郡山は、気をつけなければいけないことがたくさんある。毎回帰るときに両手を広げて泣く姿を見ると、父母の心は乱れます。しかし、今も大切だけれど、君の未来は私たちの希望です。少しでも被爆から遠ざけたい。寂しいけれど、さいたまで丈夫な体を作ってね。
父より

ましろちゃんへ(三男)
赤ちゃん言葉から幼児語へ変わりかけの君は、近くにいるだけで幸せにしてくれる。魔の二歳児になる前のこの時間。毎日いっしょにいられないのが悔しいです。お兄ちゃんたちより体が弱い君は良く熱を出すね。インフルエンザに肺炎と、昨年の冬は散々だったよね。沢山食べて、しっかり昼寝して、沢山遊んで、丈夫になってください。
父より

「5歳の長男へ」

Cさん(県内在住、妻子が県外避難中)
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5歳の長男へ
あきよしくん、幼稚園での入学式の写真にうつった君の顔に表情が無いのでびっくりです。遠方のため父親が参加できないのが寂しいのかな?通い慣れた郡山の保育園が恋しいのですか?明るさ一杯の君の笑顔が父は大好きです。

幼い弟が二人いて君になかなか目が届かないけど、わがままを言っている弟を叱る君は日に日にお兄ちゃんなっていくね。お父さんもお母さんも君に感謝しています。
今週末にはそちらにいけるので、いっぱい遊ぼうね。

「子どもへの手紙」

Eさん(県外在住)
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子どもへの手紙
今あなたの過ごす毎日は楽しいですか?
今あなたから見える世界はたくさんの色で輝いていますか?

震災の日どんなことがあったか
伝えておきたくて手紙にしました。
記憶が風化する前に事実を書いておきたかったので
状況ばかりが記されているけれど
少し想像して読んでくれたら嬉しいです。

あなたが生まれて1ヶ月を過ぎた頃
あの震災は起きました。
まるで映画のような世界。
モノ、時間、思い出、幸せ、当たり前に感じていた生活、
その多くが壊れ、流され、失われました。

私はあなたを守ることで必死でしたが
両手にすっぽり埋まるほど小さなあなたを抱え
うずくまることしかできませんでした。
とにかくあなたより先に
私に災いが降りかかればそれだけでいいと
身をかがめ、うずくまり続けました。

その大きな地震の後は
食事や飲み水を確保するのも困難なうえ、
余震が来るたびにあの地震を思い出し不安な毎日を
過ごしました。
そんな毎日の中、もっと悲しい出来事が起きました。

原発事故。

私たちの住む福島の街に
目に見えない得体の知らない恐怖が近づいていました。

あなたのお父さんは放射線のもたらす害を知り、
「とにかく西へ、できるだけ遠くへ今日中に避難して欲しい」と
私たちに言いました。
ライフラインも整わない、道もガソリンもなくなった世界。

こんな不安な時にどうして二人で・・・?
どうして今?どうして私たちが?
このまま福島に帰れなかったら・・・
家族に会えなくなったら・・・
避難の途中でガソリンが底をつき動けなくなったら・・・
食べ物がなくなったら・・・
母乳がでなくなったら・・・
水がなくミルクが作れなくなったら・・・

私たちは死んでしまうの・・・?

今では考えられないでしょうが、
本気でそう思うほど、福島は、東日本はぐちゃぐちゃでした。

でも、
私たちはあなたの未来を守る可能性を選び
行動することにしました。

あなたのおばあちゃんは、
たどり着けつかわからない不安の中
私たち親子を守るために12時間止まることなく
車を運転してついてきてくれました。
まっくらな道、渋滞をガソリンを使わないように暖房もつけず。

「まっくらだね、家が壊れてる、道が陥没しているよ、
放射能ってなんなの?
関東も食料がなかったらどうしよう
この渋滞みんなどこに向かっているのだろう・・・」

その12時間の会話はその繰り返しでした。
笑顔になれるような会話すら思い浮かばない、
そんな話題ではこの不安は取り除けない・・・
元気などでで来ない

これがその時の心境。
でも、あなたはそんな長時間の車内でも
スヤスヤと寝てくれた。
あなたの存在だけが私と母を前に進めてくれました。

埼玉の標識が見えたときは涙で止まりませんでした。
それから11ヶ月の避難生活は始まりました。

水、オムツ、お米など、
たくさんの人たちが私たちを心配し、支援してくれました。


この震災は、
悲しみや不安を私たちに与えましたが、
それと同時に人の心の暖かさ、優しさを伝えてくれました。
困ったとき、隣の人の一言が心を落ち着かせてくれること
を教えてくれました。
困っている原因を取り除くことももちろん大切ですが、
困っている人のその声をただ聞くことで
その人の気持ちは少しでも軽くなることを実感しました。


今あなたからはどんな世界がみえていますか?

あなたのお父さんも、おばあちゃんも、家族も、私も
あなたの未来を想い、あの日を乗り越えました。
だからなにかを残せとも、充実した毎日を過ごしなさい
とも私は思いません。

どんな毎日でもいい
自分を愛することができる人になっていてほしい
同じくらい周りを愛することができる人になってほしい

そうしたらあなたからみえる世界は
色々な表情をしているんじゃないかな、

いつか
困っている人がいたら声をかけられる人に
なってくれたら、嬉しいな。

笑顔ですくすくと育ってくれますようにと
願いをこめて。。。

そしてあの日を忘れないために。

追伸。
あなたが初めて笑ってくれたのは、震災の日
3月11日の地震の後です。
私たちに力をくれてありがとうね。

タイトルなし

アラオさん(県外在住)
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私は2011年の3月15日に福島市をでて4月に緑町にきました。当時3歳と1歳のこどもを連れて第三子を妊娠3カ月でした。無事に8月に出産することができましたが、右も左もわからない状態でネットだけが頼りでした。ネットでの情報をつかむことができ、支えてくださる方と巡り会え本当に生かされていると実感しています。正直生きるか死ぬかの瀬戸際でした。

福島市は避難区域外で戻れるでしょう。という声をなんどか耳にしました。
福島市に残る友達のこどもの保育園は、未だにそと遊びが10分です。
従姉妹のこどもが幼稚園に入学しましたが、選んだのは放射能対策をしっかりしていて気をつけている幼稚園だからです。
年の離れた妹の中学校は昨年プールの汚染がひどくバスを借りて屋内のプールにいっています。
今年も郡山はすでに屋内プールを経営している会社と提携し、こども達がいつでも入れるようにしたと新聞でみました。
除線も順番が回ってこない実家の通学路はお母さん達が除線しています。
いくらも貰えず。
このような光景は異常ではないでしょうか。。
ただただ、普通に生活したいんです。それすら出来ないんです。

世の中はもう2年経ちました。でも私達は1日たりとも進んでいないんです。

まだまだ苦しんでいる人が沢山、沢山いることを忘れないでほしいです。

福島を助けてください。


「妻への手紙その2」

Cさん(県内在住、妻子が県外避難中)
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妻への手紙その2

由希へ、良く眠れていますか?お腹はすいていませんか?体は疲れていませんか?お金は足りていますか?何か困ったことは無いですか?可愛い盛りとはいえ男の子が三人。君はフル回転だよね。君や子どもたちが被爆していない思うとホッとするけど、家事や育児に協力できないのがもどかしいです。
会えない時間が愛を育むというのは、ほんとなんだね。家族と離れると寂しいけど、会えたときはめちゃめちゃうれしいし、かけがえのないものだと実感できる。自主避難も悪いことばかりではないね。
しかし、一人の食卓は何を食べても美味しくない。みんなで食べるとなんでも美味しい。早く週末にならないかなと、日々思っています。
これから埼玉はとても暑くなるので、体調の気をつけてください。
 
夫より

プロフィール

FnnnP事務局

Author:FnnnP事務局
福島乳幼児妊産婦ニーズ対応プロジェクト(FnnnP)では、原発事故後、小さな子どもを抱えるご家族を中心に、福島県からの保養・避難のサポートや実態調査を行ってきました。同様に、 福島県内の子育て団体と協力し、実態調査を行い、明らかになったニーズに対応してきました。
(公式ブログ:http://fukushimaneeds.blog50.fc2.com/)

※なお、お手紙の掲載にあたりましては、ご本人の了承を得て事務局より連絡し、掲載の最終確認を頂いたお手紙のみを掲載しています。また、お名前や居住地等もご希望に沿い、修正や削除の希望がない限り原文通り(誤字等も含む)、全文を記載しています。

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