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「3.11前の私へ」

うたはさん(県外在住)
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3.11前の私へ
いい?。
覚えておいてほしい事がある。
2011年3月11日、地震が起こります。
とてもとても大きな地震で、長い長い時間揺れています。
この世の終わりが来たのかと心配するでしょう。
大丈夫、揺れはしばらくして止まります。

いい?。
地震の後 福島第一原発が事故を起こし爆発します。
そしてどれほど危険かわからない、目に見えない放射性物質がばらまかれます。
あなたは、自分の住んでいる場所が原発から離れているから大丈夫って考える事でしょう。
でも、あなたの住んでいる所も例外ではなく放射能に汚染されてしまいます。
水も空気も土も食べ物も、家も全部汚染されます。
そして、子どもが一番危険にさらされてしまいます。

いい?。
地震が収まったら、すぐに逃げて。
風の流れで放射能汚染が各地に広がります。
北も南も危険だから、西へ逃げて。
それで子どもを被爆から守ることが出来ます。

いい?。
決して 原発は安全だから大丈夫とか、
何かあれば国が守ってくれるとか、
県が市が・・・ 守ってくれるとか、そんな事を考えないでね
守ってくれることに期待してはいけません。信じてはいけません。
危険から守ってなどくれない。守るどころか「安全です。子どもは外で遊んでいい」と平気で言うでしょう。
でも、決して 決して 子どもを外で遊ばせてはいけません。 

お願い、子どもを絶対外で遊ばせないで。

いい?。
お願い、原発や放射線の事を危険や恐ろしさを、チェルノブイリの事故からきちんと学んでおいて下さい。

お願い、子どもを守ってあげて!。
お願いだから!子どもを被爆の危険から守ってあげて!!。
どうかどうかお願いします。


そう。今、私が手紙を書きたいと思う相手は地震の起きる前の原発に対して全くの無知だった私に宛て。

わからなかったとはいえ、子どもを危険にさらしてしまった。
子どもを被爆させてしまったという事実をかえたい。

でも変えられない現実。私は福島からすぐに避難することが出来なかった。
私達、家族の住んでいた所には、強制避難区域の方々が続々と避難して来ていた。
テレビではずっと津波の映像が映し出され、内陸に住む自分たちが避難しなければという思考にはならなかった。

そして私は原発の事故がどれだけ 恐ろしいものなのかも、全く知らなかった。
それどころか自分の住んでいるところが原発から何キロの所にあるか知らなかったし、
福島原発が東京の電力を作っていた事さえ知らなかった。

原発に対して、どれほど無知で無関心だったのかと悔やむばかりの毎日。
原発の事故さえなければ。
そもそも原発なんて危険なものがなければと。

これは夢であって欲しいと思いながら毎朝、目をさまします。

せめて子どもを被爆の危険から守ってあげたかった。
一生消えない後悔。
この先、何世代にも渡り続く健康被害への不安。

できることならば、この手紙を3.11前の私に渡して欲しい。
原発の事故が防げないのなら、せめて大切な子どもを危険から守ってあげたかった・・・
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プロフィール

FnnnP事務局

Author:FnnnP事務局
福島乳幼児妊産婦ニーズ対応プロジェクト(FnnnP)では、原発事故後、小さな子どもを抱えるご家族を中心に、福島県からの保養・避難のサポートや実態調査を行ってきました。同様に、 福島県内の子育て団体と協力し、実態調査を行い、明らかになったニーズに対応してきました。
(公式ブログ:http://fukushimaneeds.blog50.fc2.com/)

※なお、お手紙の掲載にあたりましては、ご本人の了承を得て事務局より連絡し、掲載の最終確認を頂いたお手紙のみを掲載しています。また、お名前や居住地等もご希望に沿い、修正や削除の希望がない限り原文通り(誤字等も含む)、全文を記載しています。

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